猫ちゃんにも血液型があるのはご存知ですか?
今月のにゃん子ん家通信は、猫ちゃんの血液型について。
万が一の時のために知っておいて損はないので、是非ご覧ください♪
猫ちゃんの血液型は3種類
人間の血液型には、A型・B型・AB型・O型と4種類ありますが、猫ちゃんの血液型は、A型・B型・AB型の3種類。
7〜8割の猫ちゃんはA型で、猫種によってB型が少数存在し、AB型は非常に稀だと言われています。

日本の在来種、いわゆる日本猫のほとんどはA型!
他にもアメリカンショートヘア、ロシアンブルー、シャム猫にはA型が多くなっています。
B型は10%未満、そしてAB型が発現するのは極稀といわれています。
ペルシャ・スコティッシュフォールド、・ブリティッシュ・スフィンクスなどが、B型の割合が高めです。
血液型の調べ方
動物病院での血液型簡易判定キットや、検査期間での検査によって調べることができます。
費用は病院によって異なりますが、一般的に5,000〜7,000円程度です。
血液型を知っておくメリット
- 貧血を起こした
- 怪我や病気で大量出血をした
- 腫瘍や重度の炎症などにより、血小板が減少した 等
輸血が必要な場合、もし異なる血液型を輸血してしまうと体内で副反応を示してしまい、逆に命を危険に晒してしまう可能性があります。
万が一の時のために、事前に血液型を把握しておくと安心ですね。

また猫ちゃんの血液型を知ることは、繁殖を考えている場合にも特に重要です。
B型の母猫が、A型またはAB型の父猫との間に子猫を産んだ場合、母猫の持つ強い抗体が子猫の赤血球を攻撃し、命に関わる状態になることがあります。
事前に血液型を把握しておくことで、このように不適切な交配を避け、子猫の命を守ることができますよ。
猫ちゃんにも血液ドナー?
動物病院などでは、病気や怪我での治療中の子のために血液を提供してくれる猫ちゃんを募集しています。
血液ドナーには条件がありますが、検診が無料で受けられたりフードがもらえたり特典があることが多いので、関心のある方は病院などに尋ねてみてください。
- 年齢:1〜7歳
- 体重:4キロ以上
- 雄:交配予定がない / 雌:出産経験がなく避妊をしている
- 健康である
- 混合ワクチンの接種を毎年受けている
- 猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルスが陰性である
- 完全室内飼いで、屋外猫との接触がない
- 輸血を受けたことがない
万が一の緊急事態のために、お家の猫ちゃんの血液型を知っておくと安心ですね♪
猫ちゃんのお世話や豆知識について、毎月にゃん子ん家通信にて投稿しております。
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