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猫ちゃんの飲み水について【にゃん通Vol.20】

今月のにゃん子ん家通信は、『猫ちゃんの飲み水』についてです。
与えても大丈夫なものと注意が必要なものがあるのはご存知ですか?愛猫ちゃんに毎日あげるものだから、何が良くて何がダメなのか、しっかり確認していきましょう。
詳しく解説しておりますのでぜひご一読ください。

お水を選ぶポイント

☆ミネラルの少ない「軟水」であること
☆雑菌が繁殖しにくいこと

きちんと消毒されたお水であることは猫ちゃんにとっても必要不可欠!
お水はどうしても出しっぱなしにしていることも多いため、消毒されたお水であれば雑菌の繁殖を抑えられます。

どんなお水ならいいの?

水道水はOK!

日本の水道水は安全面でもメリットがあり、厚生労働省の基準をクリアしているため与えても大丈夫です。

猫ちゃんの飲み水は長時間置きっぱなしにしていることも多いので、雑菌が溜まらないようしっかり消毒されている必要があります。その点、水道水は残留塩素によって消毒効果が持続するので保存性が高いです。
消毒成分の残留塩素が健康に良くないのでは?と思うかもしれませんが、実際は健康に影響が出る濃度ではありません。

また日本の水道水は軟水であるため、成分的にも安心して与えることができます!
(※ただし一部の地域では硬水のところもあるので、その地域の方は避けた方が◎)

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターを与える場合には、ph値が中性の軟水を選ぶようにしましょう!

猫ちゃんはおしっこが酸性・アルカリ性のいずれに偏っても尿石ができやすい傾向にあるとされるため、ph値が中性の軟水を選ぶことが健康管理につながります。

ミネラルウォーターの多くは塩素消毒されておらず、長時間放置していると雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。一度口をつけた水や容器には雑菌が繁殖しやすいため、こまめに容器内の水を取り替えるなどして、新鮮な水を与えることが大切です!

またミネラルウォーターには硬水のものも多くあるので、ミネラルウォーターを与える際は注意が必要です。
硬水にはミネラル分(カルシウムやマグネシウム)が多く含まれており、それが結晶や結石ができる原因になってしまうため、尿石症のリスクが上がってしまいます!

アルカリイオン水

アルカリイオン水とはph値が9〜10のアルカリ性のお水を指します。アルカリイオン水を猫ちゃんに与えた場合、腎臓・膀胱の病気や尿路結石の原因になる可能性があるので注意しましょう。


その他注意が必要なお水

冷水

梅雨や夏などの気温が高い日は暑さ対策に冷水を与えたくなりますが、冷たすぎるお水を与えると下痢や軟便になりやすいので注意が必要です。

結露、お風呂の水、シンクの水

舐めてしまう猫ちゃんもいますが、いずれもカビが生えやすく不衛生なので、猫ちゃんが勝手に舐めてしまわないように注意してあげてください。



日頃から猫ちゃんの変化を見逃さないようにすることが大切です。
お水をあまり飲んでくれない猫ちゃんや、冬場寒くなってお水を飲む量が減ってきた場合には…過去のにゃん子ん家通信に対策を掲載しておりますので、是非ご覧ください♫
冬のかくれ脱水に注意【にゃん通Vol.10】

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