そもそも”換毛期”とは?
気温の変化に対応できるよう、季節に合わせて毛が生え変わる時期のことを言います。
一般的に年に2回、季節の変わり目である3月頃と11月頃に見られます。
シングルコートの猫ちゃんには明確な換毛期はなく、一年を通して段々と生え変わります。
換毛期の注意点
換毛期の猫ちゃんのお手入れをおろそかにしてしまうと、『毛球症』という病気の原因になってしまう恐れがあります。
毛球症の他にも、毛の”もつれ”の放置によって皮膚の炎症を起こしてしまう『皮膚病』にも注意が必要です。
皮膚に”もつれ”や毛玉がくっついたまま放置していると、通気性の悪さから皮膚が蒸れた状態になり、
その結果、炎症や細菌の繁殖を起こし皮膚病につながります。
個体差はありますが、長毛種に限らず、毛の密度の濃い短毛・中毛の猫ちゃんでも、もつれてしまうことがあります。
毛球症とは・・・
毛づくろいの際の抜け毛が胃に溜まり、毛玉となって粘膜を刺激することにより、
嘔吐や食欲不振など様々な症状を起こす病気です。
毛が腸に詰まってしまうと腸閉塞の恐れもあるので、注意が必要です。
もつれや毛玉ができる理由
そもそも、もつれや毛玉はなぜできるのでしょうか?
それは、猫ちゃんの皮膚からでる『油分』が
汚れをつきやすくし、毛と毛が絡みやすくなるからなのです。
そのため、定期的なシャンプーやブラッシングを怠ると、汚れが接着剤となり毛玉ができてしまうのです。
お手入れの方法
1.こまめなブラッシングの実施
\お手入れのポイント/
表面だけのブラッシングではなく、しっかりと毛をめくって毛根から毛先へ
ブラッシングミストを使う(乾燥や静電気対策にも◎)
ピン先が丸いソフトタイプのスリッカーブラシがオススメ
ブラッシングが苦手な子は、日頃からのスキンシップでお腹や脇・内股など
毛玉のできやすい部位を触られることに慣れてもらいましょう。
2.トリミングサロンを利用する
定期的なシャンプーで皮膚を清潔に保ち、毛玉の予防に◎
毛を短くカットして、毛と毛を絡ませにくくする
皮膚が見える「サマーカット」などは毛玉は防げますが、肌に直接日光を浴びてしまい
逆に暑い思いをする場合もあるので注意が必要です。
にゃん子ん家のおすすめオプション
換毛期に大活躍!レーキング
レーキングとは、専用のナイフを使って不要なアンダーコートを一気に取り除く抜け毛処理のことです。
”ナイフ”と聞くと少し不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
不要なアンダーコートだけを処理していくので痛みはありません。
飼い主さまからも「家での抜け毛の量が全然違う・・・!」と大好評です。
オプションのみのご予約も承っておりますので、ぜひご利用ください♪
まとめ
換毛期は年に2回(3月〜、11月〜)ある
毛玉による毛球症や皮膚炎などの病気に注意
毛玉の原因は皮膚の油分によって付いた汚れ
日頃からのブラッシングや、定期的なシャンプーで毛玉予防
換毛期はレーキングがおすすめ!
ご予約・お問い合わせはお電話にて受け付けております。
※グルーミング中や猫ちゃん対応中の際には電話にでられないこともございます。電話が繋がらない場合には恐れ入りますが、時間をあけておかけ直しください。